所持金が二千円になりました。
こんな時に限って、車のタンクはemptyちょい上くらいを指してますし、一時間しかないのに授業に行かなければいけない始末。
昼食も食べ、こんなんで5月生きていけるのでしょうか?
福沢先生が一人でもいると私は救われるのですが。
まあ昼ご飯はキャベツでも食べていれば死なないですし、大丈夫ですよね?
そんなわけで、新刊をこのなけなしの金で購入しても、大丈夫ですね。
……ええ、すいません。本と生活費を秤にかけています。
どうせ一冊しか買えないわけですが、一冊で一週間もつと考えると、どうしたものか。
私は友人にもよく言われるのですが、耳(聴覚というか、それに付随する感覚)が異常に発達しているそうで、大きい音を拾うのは苦手なのですが、かすかな音は聞き逃しません。
また、判別能力にも優れていて、はっきりいって人の顔は覚えられず、声で知り合いを判別しているレベルです。
まあ、音感等を専門教育で鍛えてはいないので、どうも絶対音感もどきは持っているようなのですが、いまいち使えない力です。
そんなわけで、私はしばしば友人に読んだ小説の感想、要約等をお願いされます。私のそれを聞いて読むか決めるのだそうなんですが。
どうも、音にたとえた言葉を使いすぎるらしく、たまに理解に苦しむので何とかした方が良いと友人に言われました。
「あの緊張した雰囲気、なんていうのかなぁ、チェロでチョップっぽく弾いたらあんな感じの緊迫感でるんじゃないかな?」なんて今日もつい口をついてしまったのですが、そんな言葉理解できるかっっ! と、おしかりをいただきました。
そんな忠告をずいぶん昔にいただいていたので、この文面にそのようなことがないよう実は密かに気をつけている次第でございます。
そんなわけで、すべてがFになるを久しぶりにそんな調子でいきたいと思います。
のっけからすんごいです。博士とヒロイン? のやりとりが。これが四次元の会話というやつでしょういかね。
しかし博士の発する言葉(四次元の会話? の原因も博士)はいちいち本当で、それはまず常人では口にしない言葉。
そして、展開する物語。孤島で殺人事件が起こるわけですが、なんでしょう、その孤島のイメージが穏やかな曲調なんですけど、研究所に入ったとたんにトッカータとフーガの冒頭のような音がしたといいましょうか。たらり~♪ 鼻から牛乳~♪ってよく歌詞が当てられるあれです。
オルガンの支配感と絶対感といいましょうか。全てが支配されている気分になりました。
ちなみにタイトルのすべてがFになるですが、これはちょっとした物語のトリックで、改めて確かにおもしろかったのですが、なにぶん数学的な話につき私が理解するのに5回の読み直しを要しました(おい理系だろ!)
あと主人公の犀川先生が、世の中のおかしな事象、大学の体系などについてもっともらしい厳しい姿勢・独特の考え方を持っていたことにとても好感が持てました。素直に好きな主人公でした。
ですが、全体的に見るとテンポが良いとは言えず、また文章量も多いので、読むのにとても時間がかかりました。
でも一読――いえ、それ以上に値する価値のある本だと思います。
続き物なので、今あらかたマークしていた新刊を一通り購入、読書、2週、3週くらいしたら、あるいは続編を読むに至るかもしれません。
素直に言ってしまうと、私のルーチンの中には入らない小説でした。
基本的には一人称至上主義なので。まあ、三人称でもほぼ同じことができ、万能なので三人称は最強なんですけど。
それでは、今日はこの辺で。
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